People 006Technical Account ManagerKensei Togari

私の行動の根底にあるのは、「好奇心」です。知らなかったことを知りたいという欲求が原動力となり、新たに得た知識や情報をもとに思考を整理し、物事の本質を理解する過程にやりがいを感じます。エンジニアとしてキャリアを重ねる中で、その好奇心はますます広がりを見せています。現在は、未知の技術を深く追究することに加え、自身の技術や知見を活かして、社会に貢献するサービスづくりに深く関わりたいという想いも強まっています。そうした探究心と意欲、どちらも満たせる環境がサイバーセキュリティクラウド（以下CSC）です。

私がここで担っているのは、いまや社会において不可欠なサイバーセキュリティに関するお客さまの課題を解決していくことです。CSCの新サービスである『CloudFastener（クラウドファスナー）』において、テクニカルアカウントマネージャーを務め、絶えず発生する未知の課題に対してどうすれば最適な解を導き出すことができるのか、好奇心を全開にして挑み続けています。

新しい領域に挑み、社会に価値を生み出したいという考えは、キャリア形成を行う上で一貫して大切にしてきた軸のひとつです。大学時代には起業を経験し、ゼロから価値を生み出す難しさと面白さの両方を体感しました。その後、新卒で物流DXを手がけるベンチャー企業に入社し、インフラエンジニアとしての実務経験を積むなかで、「もっと新しい領域に挑戦したい」という想いが次第に強まっていきました。

そうしたキャリア観の背景には、VSOP（※）という視点を意識してきたことがあります。30代を前に、専門性を深めるフェーズに入ったと考え、注目したのが、社会全体の安心・安全に貢献できるセキュリティ分野でした。インフラエンジニアとしての経験から、セキュリティに対して一定の理解はあったものの、「挑戦するからには徹底的に究めたい」という気持ちが強く、日本発でグローバルに挑むCSCに強く惹かれました。特に魅力を感じたのが、『CloudFastener』の立ち上げに携われるポジションです。自分の技術や経験を活かしながら、再び“事業をつくる”フェーズに深く関われる。その環境に出会えたことが、CSCへの入社を決意した大きな理由です。

（※）VSOP：20代はV（vitality）、30代はS（specialty）、40代はO（originality）、50代はP（personality）を意識するキャリア論

いま私が担当している『CloudFastener』は、クラウド環境におけるフルマネージドのセキュリティサービスです。プロダクトの提供とコンサルティングの両面から、お客さまのセキュリティ課題に対し、包括的な支援を行うことが私の役割です。私はテクニカルアカウントマネージャーとしてCSCを代表し、お客さまと向き合いながら、安心・安全なセキュリティ環境の実現を通じて事業の前進を支えています。

現在、特に力を注いでいるのが、大手BtoC企業におけるセキュリティガイドラインの策定と運用支援です。入社以来培ってきたセキュリティの専門知識をもとに、抽象的な要望を具体的な課題に落とし込みながら、社内外の関係者と連携してプロジェクトを推進しています。

『CloudFastener』はまだ立ち上がったばかりのサービスであり、0→1あるいは1→10のフェーズにあります。そして、セキュリティに関するフルマネージドサービスであるため、どんな課題にも対応していく余地があるので、お客さまのために、あらゆるチャレンジができます。反面、現状ではサービスの全容もチームの体制も整えられていないです。『CloudFastener』を大きく成長させるために、ビジネスモデルや組織そのものを一から作り上げるところから関わることができ、絶対的な解のないテーマを前に好奇心が刺激されます。CSCに参画して約1年半が経ちますが、エンジニアとしてのスキルに加えてコンサルティングや企画提案の能力も磨かれており、日々自分の成長を感じられるのも楽しいです。今後はサイバーセキュリティの専門性をさらに高め、自分が培った知見をグローバルに展開し、キャリアをさらに広げていきたいと思っています。