People 003Web EngineerAkari Hatakeyama

昔からものづくりの世界が好きで、「知りたい、やりたい！」と夢中になるのは、最先端技術に触れたときや、新製品の開発に関わったとき。サイバーセキュリティクラウド（以下、CSC）の開発ロードマップを見ると、新しい製品の開発やリニューアルに絶え間なく挑戦しているので、常に刺激を受けています。
現在、クラウド型WAF『攻撃遮断くん』のリニューアルプロジェクトに参画。ユーザーが実際に操作する「管理画面」のフロントエンド・バックエンドの設計・実装を担当しています。

「管理画面」のユーザーは、お客さまとCSCの運用担当者。双方の視点を大切にしながら、より良い体験になるよう、日々改良を重ねています。たとえば、お客さまの声を反映した新機能の追加や、社内オペレーションを効率化する自動化ボタンの実装など、細やかな改善を積み重ねることで、実用的で価値ある機能が生まれていく。その感覚がたまらなく好きです。プロジェクトマネージャーからは、社内外の要望を整理したデータが共有され、どう実装するかは各エンジニアに任せてもらえる。だからこそ、自分の手で考え、開発できる面白さがある。そんな裁量ある開発環境に、エンジニアとしての熱を注げています。

CSCへの入社を決めたポイントは3つ。1点目は、自社製品を開発していること。製品の運用実績も豊富にあるので、地に足のついた「ものづくり」ができると感じました。2点目は、成長できる環境であること。新製品の開発を積極的に推進している点や、Webエンジニアとして、自身の弱い分野だと認識していたサイバーセキュリティの知見を身につけられる点が魅力でした。そして3つ目は、風通しの良さ。役職や職種に関係なく、誰もが自由に意見を出せるカルチャーに惹かれました。

実際に入社して感じたのは、経営層との距離の近さです。社員総会や社内の各種イベントなど、さまざまな場面で自然にコミュニケーションが取れる。ある時、CTOとの何気ない会話の中で「こんなことに携わってみたい」と話すと、「それ、やってみたら？」とすぐに背中を押してくれました。社員の「挑戦したい」という気持ちに真剣に向き合い、応援してくれる──そんな文化が、CSCにはしっかりと根づいています。

新たな知識や技術を身につけるチャンスが訪れた時には、とてもワクワクします。私の強みは、実現したいことのために必要な知識を自ら調べて学び、実際に手を動かしながら、細かなところまでロジカルに組み立てていく力。だからこそ、「新しいことへのチャレンジ」に最もやりがいを感じます。印象的だったのは、新規開発プロジェクトで手がけた、R&Dチームが開発した新コアエンジン用の管理画面のプロトタイプ。まずは自分で仕組みを調べ、分からない部分はメンバーに相談しながら理解を深め、同時に実装を進めていく。その試行錯誤の過程こそが、何より面白いんです。

本で理論を学ぶのも大切ですが、私にとっては「試して、失敗して、気づく」過程こそが最高の学び。こうした姿勢が評価され、2023年上期には成長と成果を称える「MGP賞」をいただくことができました。あのとき一歩を踏み出して、本当に良かった。そう思える挑戦でした。

これからの目標は、よりデータドリブンにプロダクトを成長させるスキルを磨くこと。特に、管理画面のユーザー行動データを設計・分析し、それを活かして機能を改善していける力を身につけたいと考えています。きっかけは、他チームのメンバーから「ユーザーデータを活用した改善に取り組んでいる」と聞いたこと。その瞬間、「私もやってみたい」と自然に思えたんです。

CSCでは、全部署で進んでいる開発プロダクトや、取り組み事例、ノウハウを発表する場があり、さまざまな情報が得られるので、いつも刺激を受けています。同時に、セキュリティへの理解も深め、プロダクトの価値をより高められるエンジニアを目指したい。専門的な情報は、CSCの社内の専門家から得られる情報も多いです。CSCのエンジニアは、フランクな方が多いので一緒にプロジェクトを進めている時も、技術的な壁にぶつかった時も相談していて楽しい。人間関係にストレスなく、エンジニアとして「もっと成長したい」と素直に言える。そんな空気も、私にとってのCSCの大きな価値です。